fc2ブログ

2008-07

草之と申します。

初めましての方、初めまして。
今までお世話になった方もこれからよろしくお願いします。
敬称だいたい略。


◆草之 敬 -Kusano Takashi-
・もちろん本名ではなくHNです。本名をいじっただけ。これを言うと苗字がすぐバレる。
・年齢は大学生。まだ未成年。
・身長は175cmくらい。体重は見た目に反して結構ある。
・よく「柔道とかやってたんですか?」とか言われるが、そんな体型の水泳部。ちなみに高校でベンチプレス70~80kgくらい、スクワット100kgくらいが最高値。そんなだから柔道してたのかとか聞かれる。

◆趣味
・いわずもがな小説とか文章書くこと。書き始めたのは高校1年の夏あたりから。書き始めたきっかけは後述のマンガを描いていたとき、「ストーリーの構成の勉強に」と始めた。
・絵を描くこと。本格的に描き始めたのは中学3年の夏から。昔からノートに軽かったり中途半端なマンガを描いていたりした。
・ドラム。打楽器の方。これは高校2年の秋頃、友人宅に3,4人で遊びに行ったときハルヒの『God knows...』を聴いていると突然友人の一人が「バンドやろうZE☆」と言いだしたので草之がドラムをすることに。今はエアドラムでひとり暴れてる。
・読書。マンガも含む。でもマンガの方が比較的多い。親父が本の虫なので、貸してもらったりする。基本的にラノベ中心。文庫本もちょいちょい。

◆好きな小説家
・とか書いておきながら雑食過ぎるので作家で本を選んでないのが現状。おそらく影響されている人は何人かいると思う。自分ではわからないが。
・あえていうなら奈須きのこと、ウェン・スペンサー。

◆好きなイラストレイター、漫画家
・藤島康介。『ああっ女神さまっ』は草之の聖典のひとつ。おそらくはじめてどっぷりハマった作者。ベルダンディは本当に好き。なんだかんだでこち亀とゴルゴに隠れがちだが、これも連載20周年の長寿作品。好きなんてもんじゃない、尊敬。
・冬目景。『イエスタデイをうたって』も草之の聖典のひとつ。なぜだか心に響いてくる。『イエスタデイをうたって』イラスト集は一見の価値あり。同上、尊敬する作者。
・赤松健。草之がこちら側に足を踏み入れるきっかけとなった作品『ネギま!』の作者。確か中2の夏に『ラブひな』を一気に買って読破した。
・アルフォンス・ミュシャ。グラフィックデザイナーとして、芸術家として有名。
・石渡大輔。パワーを前面に押し出したアメリカンコミック的な作風がお気に入り。ジャギジャギ。
・その他、雑食。いいと思った絵はお気に入り。

◆好きな音楽
・BUNP OF CHICKEN。初めて買った音楽CDがこれの『ユグドラシル』。初期のロック調も好きだが、この頃のバラード傾向にある音楽も好き。草之はバンプのドラマー升さんと誕生日が同じ8月10日。
・志方あきこ。文句なしに好き。アルトネリコから知った。説明しにくいので、聴いてもらえば分かる筈。
・GRANET CROW。初めて好きになった女性ボーカルのグループ。キーボード、作詞家のAZUKI七さんに多大な影響を無意識に受けていると思われる。草之の文脈と、七さんの詞を見比べれば分かってもらえると思われる。
・その他雑食。いいと思った歌、楽曲、BGMは好き。

◆好きなゲーム
・テイルズシリーズ。語ることは多くない。傑作。ゲーム界の至宝。ファンの間ではどれが駄作でどれが良作だとか言われていたりするが、草之的には『どの作品が、ではなくテイルズシリーズ自体が最高』だと言いたい。どの作品が、と言ってるようではテイルズファンを名乗るにはまだ早いとさえ思っている。偉そうに言ってごめんなさい。
・その他、やはり雑食。面白そう、と思って買って、面白かったらお気に入り。

◆好きなキャラクター(女性編)
・八神はやて。『魔法少女リリカルなのは』より。京都訛りの関西弁とかどストライク。とりあえず、嫁と言えるキャラがいるなら、それは彼女。
・ライダー。『Fateシリーズ』より。なんかもう好き。ちなみにZEROの方じゃない方。
・間桐桜。同上。FHルートしたら惚れた。
・梅喧。『ギルティギアシリーズ』より。天・地・人ッ!!ちなみに草之のセカンドキャラ。
・水無灯里。『ARIA、AQUA』より。3人娘の中なら灯里がダントツ。
・他、やはり雑食。読んだ、プレイした作品ごとにひとりふたりいる。

◆好きなキャラクター(男性編)
・ソル・バッドガイ。『ギルティギアシリーズ』より。オゥアッ!!ちなみに草之のメイン。コントローラーでガンブリはちょっと無理がある気がする。
・森里蛍一。『ああっ女神さまっ』より。やる時はやる男。バイクの操縦テクニックが半端ない。ていうか『女神さま』はレースシーンが熱い。好きな理由のひとつ。
・他、雑食。主人公は基本的に好き。


と、こんな感じ。
細かく上げていけばもっとあるけど、こんな感じ。
こんな草之が管理してます『歯車屋敷』これからも、よろしくお願いします。

スポンサーサイト



テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

第2回!

さて、第2回目ですが…
しばらくは身内しか来ないでしょうね。

一ヶ月でカウンターが100以上になったら
万万歳かななどと思っとります…
1000とか夢のまた夢

と、愚痴(?)はさておき。
「書こうかな」といった小説の詳細とか軽く言っとこうかな

とりあえずクロスオーバーを書きたくて、嫌とか苦手とか言う人はご遠慮を。
Fateと某出版社の某漫画(内緒にしたい)でクロスさせます。

で、とりあえずの目標の100あたりでもう一個温めてるクロスオーバーも発表したいな。

でわ。

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

とりあえず…

同日中に3回更新てw

いや、まぁ。
最初が深夜でしたしね。そこらへんはかんべんな♪


クロスオーバーの方、日曜日に発表できそうです。
Fate知らない人も楽しめるように書いていきたいです。もち、某漫画の方もですが。
コイツぁ多分ネット初のクロスだろうと思ってます。はっきり言って、無謀としか。

と草之ですらビビッてますが、内心ワクワクです。
とりあえずどっかにリンク貼らせてもらわにゃ…カウンター伸びない。
当たり前だけどさ、うん。

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

発表作業順調♪

順調です。
気まぐれ程度で明日発表するかも?

タイトルも決定です!
『その優しい星で…』

タイトルのアレでビビッとわかる人はわかるはず。


テンプレート変えてみた。3(2?)日目だっつうのにね。
コメント見にくいのよ、前のやつ。
あとrimaさん、返事の仕方ってこれでいいんスか?調べても「こうしてください」としか載ってなかったんです…
手間じゃなかったら詳しくご教授願いたいです、はい。

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

誕生日おめでとー!!

あずささんおめでとー!!

てなわけで、本日7月19日は765プロダクション所属アイドル三浦あずさの誕生日です。
いや、めでたいめでたい。

つーことで、ニコニコで誕生祭に参加してきます!!!

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

ガイドライン

このブログは二次小説主体のブログです。
このブログのクロスオーバー二次小説は草之の独自解釈、若干のオリジナル性が存在します。

よって、それらを受け付けられない方は、御覧になることをお勧めしません。
また、原作の雰囲気を壊したくないという方にもお勧めはしません。
それでも読んでしまい、気分を害したとしても草之は責任をもちません。

「それでもいいよ」と思う方、また草之の作品をそれとして楽しめる方、是非、ご一読下さい。
その後、コメントを書いてもらえるととても嬉しいです。
また、コメントの方はブログに直接はもちろん、感想掲示板『歯車の気持ち』の方にもリンクから飛んで書き込んでくださっても結構です。Web拍手も大歓迎です。
また、あくまで『感想』掲示板ですので、それ以外の目的での書きこみはご遠慮願います。
個人的な質問や、作中どうしても気になったことなどはメールフォームでも受け付けています。極力早い返信を心掛けていますが、遅れる場合もありますことをご了承下さい。

―作品―
『その優しい星で…』:メインのクロスオーバー。Fate × ARIA
『背徳の炎』:サブのクロスオーバー。ネギま! × GGXXAc
『B.A.C.K』:サブの二次。リリカルなのはStSオリ主再構成
『ちょっと外れた俺とネコ』:サブのサブ。全編オリジナル。
※上記クロス作品はローテーションで更新します。オリジナルは不定期です。

コメントはあくまで草之個人へのコメントであり、コメントへのコメントはご遠慮願います。
そして、コメントは最低限のマナーを守って書きこんでください。
草之がそのマナーを逸脱したコメントだと判断したときには、そのコメントを削除します。

このサイトは基本的にリンクフリーですが、コメントにリンク貼りましたと連絡を入れていただくと嬉しいです。
相互リンクは大歓迎です。これもまたコメントで相互リンクの申し出をして下されば、対応させて戴きます。



また、このサイト(ブログ)にて取り上げている作品は、現存する原作物とはまったく関係ありません。
最後に、転載などの行為は絶対にしないで下さい。




テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学

その優しい星で… Navi:1

 
 見上げる夜空は、戦場の焼けるモノによる煙でよく見えない。
 もしかしたら、自分の目が、もう見えなくなるところなのかもしれない。
 
 自分は今、立ち尽くしている。 
 またひとつ、十の内の一を切り捨てた。
 またひとつ、アイツに近付いてしまった。
 
 違うと思いたい。違うと、信じたい。
 だからまだ、俺は諦めない。
『正義の味方』は、いつだって諦めない。
 全てを救う、『正義の味方』になると誓ったんだ。
 だったらまだ、ここは通過点。
 今まで切り捨ててきた十の内の一の人の分も『正義の味方』になって救ってやる。

「そうだろ、セイバー」
 
 俺のために剣となり、盾となって戦ってくれたあの少女。
 もうきっと、会えない。
 だけど、あいつの中に見た、決意と悲しみ。
 それはまだ、俺の中に鮮明に息衝く。
 
 だから、そのセイバーに恥ずかしいところなんて見せられるもんじゃない。

「……行こう、立ち止まってなんかいられない」

 第5次聖杯戦争……あの地獄から、10年が経っていた。


 *  *  *  *  *  


『前略 ―――――
 こちらはお仕事にも慣れ始めて、やっと一息ついた感じです。

 今朝はとっても摩訶不思議な夢を見ました。
 どう言う風に?と聞かれると困りますけど ……

 そこは夕暮れで私の知らない丘の上。
 夕暮れの空に負けないくらいの真っ赤な服を着た人が、たくさんのお墓と立っていた。

 覚えていたのはそこまで。そこで起きました。
 でも、なんだか悲しくて、気付いたら泣いていて ……
 アリア社長とアリシアさんに迷惑かけちゃいました。

 あの夢は何だったんでしょう

 今日は大変なことが起きちゃいそうです。
 
 それでは、また
                          水無 灯里』

「おーい、あーかーりー!先にいくわよー?」

 キラキラと海面を照らす朝の太陽は、上から下から眩い。
 水平線を彼方に、手前には一隻の黒いゴンドラ。

「はひっ!? ちょっと待ってよ藍華ちゃ―ん!」
 
 そのゴンドラに乗る一人の少女は意地悪く笑って、すいすいと先へ進む。
 その後ろを追うように、もう一人の少女は同じくもう一隻の黒いゴンドラに乗り移り、追いつこうと必死で漕ぐ。

「水無灯里、今日も頑張ります !! 」
 
 
 *  *  *  *  *


 山道、とは言い難い獣道を歩む
 進めど進めど、木、木、木。
 と、木の枝が弾けるように折れる音。乾いた音が響く。
 
「誰だ?」

 両手には干将・莫耶を投影。
 相手は、音の位置からして真正面
 
「誰だ……とはご挨拶だな衛宮」
「橙子、さん?」
「ああ」

 くわえタバコから紫煙を漂わせ、夜の闇からスルリと出現した女性。
 臙脂色のロングコートを着、中はパンツスタイルのスーツ。
 右手には旅行用の中型のトランク。折りたためば人も入りそうだ。あながち、それはない、と言い切れないのが怖いが。
 
 蒼崎橙子。
 稀代の人形師にして、天才とまで言われる魔術師。
 魔術に関して言えば、第4魔法に最も近い家系のアオザキの中でも抜きん出て凄まじいらしい。
 その才覚故か、魔術協会からは封印指定され、日本にある『伽藍の堂』で隠居中のはず。
 
「なぜ、ここに?」
「なぜも何もない。遠坂嬢に頼まれて、協会に見つかることを承知でここまで来た、としか」
 
 やれやれだ、と肩をすくめ、呆れ顔をする。
 いや、それよりもだ。

「遠坂が……?」
「そうだ。とにかくついて来い。遠坂嬢と合流する」

 遠坂凛。
 聖杯戦争時共闘し、その後ロンドン『時計塔』に共に留学。
 最後に会ってから、もう4年になるか。
 ある情報筋からは、 “宝石剣” を受け継いだ、とある。

 
 そこは周りを森に囲まれた、忘れ去られて久しい洋館だった。
 館の壁には蔓がへばりつき、屋根に到っては、所々剥げ落ちている。
 窓は割れ、扉と言えるものもない。
 子供が見れば 「幽霊屋敷だ!」 と言ってはしゃぎそうではある。
 
 だが、感じる。結界だ。
 多分遠坂が擬似的にここを工房代わりに使用しているんだろう。

「来たわね」

 館の扉のあっただろう場所をくぐると、正面の闇から声がかかった。
 4年振りに聞く、盟友の声だ。
 
「久しぶり、遠坂」
「ええ、本当に」

 彼女は昔のように髪を結んではおらず、腰にまで届く長く艶やかな黒髪を、館を吹きぬける風に弄ばせている。
 そして、まぁ …… 相変わらずの胸は何とも言いようがない。

「なによ?」
「いや、なんでもないよ」

 ムスッとする遠坂。
そんな顔をされても、自身のために思ったことは口にはしない。殺される。

「再会を喜ぶのも良いが …… 早く本題に移った方が賢明だと思うのだが、どうかね?」

 肺に溜まった紫煙をふぅっと吐きながら、呆れ気味に橙子さんがぼやく。
 
「そうね。じゃあ士郎、単刀直入に言うからよく聞いて。あなたを並行世界に飛ばすわ」
「なんでさ!?」

 少々なりとも怒気を込めて言い放つ。
 それは遠回しに、けれどはっきりと、この10年の歩みを消すということか。
 そんなもの、ちゃんとした理由がなければ飲み込めない。

「理由、あるんだろ……?」
「あるに、決まってるじゃない……」
 
 遠坂の顔が一変、凛々しいそれから、今にも泣きそうな顔になる。
 
「ふむ。理由については私が説明した方が良いな。
 簡単に言おう。君を封印指定にすることが正式に決定した。まぁ、これは遅すぎたと思っているがね。
 ここもでよく持ったと言える」
「そんなのは関係ない。今まで通り、俺は人を救う」

 封印指定が何だと言うのだ。
 もし邪魔をするというのなら……その先に救える人がいるのなら、俺は相手を無力化し、時に斬り伏せ、進む。
 今までと、何ら変わりない。
 
「並行世界なんかに飛ばされる謂れはない」
「士郎、聞いて。覚えてるでしょう、私が聖杯戦争で誰のマスターだったかぐらい!」

 覚えているさ。そう、アーチャーのサーヴァント。

 真名を “エミヤ” といい、そう遠くない未来の衛宮士郎の可能性のひとつ。
 だからこそ、俺が変えてみせたい運命のひとつ。
 
「私は見てるの …… 彼の過去を、ひいてはアナタの未来を」
「遠坂嬢の言うには、それになる可能性は、いまの衛宮士郎の中で一番大きい。
 ほぼ確定といえる道を歩んでいるとのことだ」

 思い出す。
 この道を歩むと決めたとき、遠坂が言っていた事を。

『アイツ …… アーチャーは命を救った人に殺されたのよ。
 だから、アンタはそういうことがないように人を救いなさい』

 俺の未来が、そうなると?
 確かに、今までも救った人々に憎まれることもあって、ときには刃を向けられたこともある。
 だけど、その刃を許すことはなかった。俺が出来るのは、せめてその想いを背負うこと。
 彼等が向ける刃はこの身ではなく、我が心を抉る。
 そんな、危なっかしい想いを背負って生きる、覚悟はある。

「保険よ」
 
 遠坂がまた泣きそうな声を振り絞り、細々と言う
 
「私は …… 貴方が救われることのない、世界の守護者になるのが許せない。
 でも、そんな “もしも” がもう近い。
 貴方の理想が、貴方の夢が。
 士郎の 『正義の味方』 が潰されるのが、私は絶対許せない。
 だから、まだその 『正義の味方』 を追ってほしいから …… でも、でもこの世界じゃもう時間がない。
 だからせめて …… 私が出来ることをしてあげたい。
 時間を、あげたいから!!」
「遠坂 …… 」
 
 痛々しいほど愚直に、彼女は肩を弱々しく揺らして必死で叫ぶ。

 解っていた。
 もう時間がないのも、俺がアイツに近付いてることも。
 目の前の女性が、決して自分を否定しないこと。

 遠坂凛はそういう人柄であることも。

「……俺は何人も殺した。直接的にも、間接的にも。
 だけどそこは問題じゃないと思う。
 もちろん俺は 『正義の味方』 を諦めたわけじゃないし、殺すことを仕方ないなんておもってもいない。
 ……無意識だったんだよ。十の人間のうち、より多くを救うため、一を切り捨てる。
 きっと、これが衛宮士郎の、動かせない悪夢。
 無意識に、認めていたのかもしれない」
「衛宮、少し違う。運命なんてものは決まったリアクションしか起こさない。わかるか、リアクションだ。
 いわば運命とは、道が違えど、幾つかある終着点のひとつに集まる。選択し、選択する。マルチシステムのようなものだ。
 悪い意味だけじゃない、終着点はそれこそ無限だ。だから、理解していても、行動しなければ変わらない。
 ほら、よく言うだろう 『悔いは残すな、全力でやれ』 云々。
 確かに、その場での選択が意に介するモノよりは、すっぱりと悔いのないほうが後腐れしない分余程よい。
 ……では問おう、衛宮士郎」

 さっきまで吸っていたタバコを床へ落とし、グリグリと靴底で火を消し、こちらを向き直す。
 まるで 「お前の答えなぞ知っているよ」 と言わんばかりの笑みを浮かべ、その問いを口にする。

「お前は、どうした?」
 
 究極に単純な質問を投げかけられた。

「『無意識』なんて関係ない。お前は、どうした?」
「 …… 俺、は」
 
 息を呑む。
 そんなの、俺は嫌と言うほどしてきた。
 
 と、突然、遠坂が素っ頓狂な声をあげた。

「囲まれてる……」
「なッ!?」
「動きが早いな……。まぁ、魔術を秘匿せず使用するようなヤツをのんびりと放っておくこともないしな。
 妥当な対応速度か」
 
 私もいるしな。と変わらない調子で話す。
 ギシギシと古い床を鳴らして扉のあったろう方向に歩いていく。

「時間は私が稼ごう。さっさと用事を済ませて、帰りたいんだ。私も暇じゃないからな。
 ……あぁ、そうだ」

 思い出したようにこっちに向き直り、コートのポケットに手を突っ込み、何かを取り出して、放り投げ、俺に渡す。

「これは……」
「餞別だよ。君は無茶が目立つ。いざという時に飲み込めばいい」

 昔の自分の髪の色のような、赤銅色の宝石。
 それが彼女の投げたものだった。

「……? 何してるんだ、遠坂?」
 
 自分の着ている衣服のポケット、否、穴という穴をパタパタと叩いて回っている。そして、それを見てニヤつく橙子さん。

「橙子さん!」
「はははっ!衛宮、達者でな!!」
「な、俺も手つ………ッ!!」

 橙子さんはこちらを睨むと、無言の圧力だけを残して外へ、ゆっくりゆっくりと面倒くさそうに出ていった。
 でも、それでも一人なんて無茶だ!
 手伝おうと一歩を踏み出すと、その次の一歩を遠坂が遮った。

「遠坂!!」
「信じて! 信じなさいよっ」
「え……?」
「私達を! なにより、アンタが今までしてきたことを!! そして、これからも……っ!
 アンタはこんなところでダメになっちゃダメなのよ……だから、私が時間をあげる。
 アンタは黙って受け取りなさい。
 アンタはずっと、追っかけなさい!」

 彼女は一歩退いて、懐から輝かしい七色の短剣を手に取る。

 
 宝石剣 “ゼルレッチ”


 第2魔法を行使するための魔術、否、魔法礼装というべきか。

「遠坂……」
「幾つか、約束しなさい」
「……あぁ、なんだよ」

 一生懸命にいつもの彼女であろうとする努力が伺える。
 ……でもな、遠坂。目、涙がたまってるぞ。

「絶対に向こうで答えを見つけなさい。
 絶対にこっちへ帰ろうなんて思わないで、絶対に向こうで幸せになりなさい」

 ひとつひとつの約束を交わすたび、涙は頬を伝い顎、中空、床へと零れていく。
 一粒、また一粒。

「忘れてなんていわないわ。時々、思い出して」

 すぅ、と宝石剣が弧を描いて振られる。
 現れるのは輝く光の切断面。
 その光が俺を包む。

「了解」

 光は俺を飲み込んでいく。
 あぁ、そうだ。言うことは、まだある。

「俺は、俺のしたことを間違いだと思っちゃいない。それでも“こっち”に傾くんなら、俺の終着点は決まってたのかもしれない…………だから、ありがとう凛。
 宝石も、ありがたくもらうよ」
 
 体の半分以上は飲まれた頃、彼女は最後にもう一度、そう。
 遠坂凛の、遠坂凛らしい笑顔を見せて。

「さよなら、士郎。来世でね」
「あぁ …… さよなら凛。来世でな」
 
 未来、しかも来世というわけのわからない未来への約束。
 どうだろう、これが叶うならば、そう。
 
 
 正に…………“奇跡”だ。


 目の前が光に埋もれ、不思議な浮遊感のあと、激流にでも流されたときのような暴力的ベクトルの渦。





 
 
 
 
 
『さよなら、士郎。私の愛しい人………』

 
 俺は “世界” から旅立った。


                     Navi:1 end

テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学

とりあえず、順調?

一週間経たずにカウンターが20を越えた!!
もしかすると、もしかするのか!?一ヶ月100越え!!

儚い夢ですけどね。

Navi:1の反省点
①内容が偏りすぎた。バランスをとるため、2はARIA中心か?
②やはり誤字が多い。幸い脱字は無かった様。
③調子乗りました、すんません。


Navi:2は大体今週末までにはあげます。

では!

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

今日のアニメ #1

見ましたよ。DVD…!!

空の境界『痛覚残留』

にしてもこの作品ってゆうか、奈須きのこ先生の「世界」はいちいち考えさせられるなぁ。
もちろん、いい意味で。

クオリティの高さはもちろんですけど、あの1時間に満たない映像であそこまで濃い内容はそうそうないんじゃないのかなぁ。ただの詰め合わせの総集編じゃなく(別に総集編が悪いとかじゃなく)意味を持たせる構成はなかなか難しいと思うわけで。

きのこ先生も「らっきょの映画は少し無理がある」みたいなことを言ってましたが、確かに、小説と映像は根本的に我々にもたらす情報は違ってくる。
しかしながら、映像にするに当たって追加される情報と言えば、「音」「動き」そして「演技」です。他にももろもろあるでしょうが、自分はこの三つが中心となっている、と考えます。

「音」…これは一種の催眠効果じみたものではないでしょうか。ただ一粒の水滴が落ちる音でさえ、それは集中の対象となる。

「動き」…細かな仕草、小説では瑣末ごとで済ます動きも、映像は平行してその人物たる『体の性格』を表わせる。

「演技」…言うまでもなく声優さんのお仕事。しかし自分の考え方でいくと、凄まじく難しい。「動き」における『体の性格』を読み取り、矛盾・肯定・否定。喜怒哀楽。それを『体の性格』に不自然でないように『人物の性格』として溶かし込む。それはある意味で一人の『人間』を創りだすと言っても過言ではない。

以上における映像と言う情報化されたらっきょこと「空の境界」という小説。ご存知のない方は是非御覧になってみてはいかがでしょう?

長々とスイマセン。俺は結局なにが言いたかったんだか(汗)
では、この辺で。

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

折り返し

なんだかんだと言いつつ、気がつけばカウンターが50近いじゃないか。

てことで、カウント50の人コメ欄に自分が50ですと報告なんかしてくれると嬉しいです。
景品とかはありません。あしからず。

でもあれね、駄文同盟.com様様ですよ。やっぱり検索エンジンの力は偉大だ。


プロフィール欄に書いてある通り、ウチのブログはリンクフリーです。
相互リンクなんて夢を実現したときにゃ、もーね、なんかね、最低半日はニヤニヤしてるね。

と、希望ばっかりじゃなく、「そうなれる」努力を自分がせにゃならん。
うん、努力しよう。

Navi:2は日付的には今日ぐらいに更新できると思われます。
遅くても明日の朝までには…出来たらいいなあ。

では

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

その優しい星で…  Navi:2

 
 考えるのは今朝の夢。
 でも、夢じゃ片付けたくない。
 
「……り! あか……!!」
 
 あの人は誰でどんな人なんだろう? 知らない人だったと思う。
 何であんなトコロにいたんだろう? お墓参りかなぁ。

「前ッ!」
「へ?」
 
 ―――― ゴンッ

「あっちゃ~……何してんのよアンタは、まったく」
「はひ……ごめん」

 いけない、いけない。
 いくら気になるっていっても、今は練習中だ。しっかりしないと!

「よし!」
「何が『よし!』よ、何が」

 てへへ、と笑って誤魔化しとこう。

 
 ―――― ゴンッ

「何回目!?」
「えっと、6回目かな……?」
「どうでもいいから! いくら何でもおかしいわよ」

 やめやめ! と怒って、手頃な船着場を見つけ、ゴンドラをそこに停めると、藍華ちゃんは仁王立つ。

「休憩するわよ。そこでぼっとしてるわけ、話してもらうから」
「はひぃ……」
 
 その顔は正しく仁王様の憤怒の表情だった。


 近くのカフェに腰を下ろし、私の座る正面にはとっても機嫌の悪そうな藍華ちゃん。
 どうしよう、心の準備が……

「さて、と。灯里?」
「はひっ」
「なぁんで練習だっていうのにあーんなぼぅっとしてたのか……話してくれるわよね?」

 反射的に体を強ばらせてしまう。
 藍華ちゃん、顔だけじゃなくて声まで怖くなってるよう……

 でも、これは話してもいいのかな?
 それこそ、“夢”なんだから……

「……っ」
 
『そんなことで練習に集中してなかったの!?』という呆れたような顔をして、心底アンタはすごいと思うわ、といった反応が容易に想像できる。

「あによっ」
「な、なんでもないよ!」

 じっと見ていたら藍華ちゃんが不思議そうにこっちをニラむ。
 と、藍華ちゃんが態度を変えて、今度は心配をしてくれているような声色で

「あの、さ。なんか悩みがあったりすんなら、私にも言いなさいよ。すこしくらい、力になれるかもしんないし」
「あ……」

 うん、決めた。やっぱりナイショはよくないもの。

「えっと、実は……」
 
 今朝の夢のこと、夢の中の場所のこと、夢の中のあの人のこと、それを見てなぜか悲しくなったこと。それで、その夢がただの夢には思えなくてずっと気にしていて、練習に集中できなかったことを、洗いざらい藍華ちゃんに打ち明ける。

 案の定、藍華ちゃんはポカンと呆けたようにその話しを聞き入っていた。
 この後の反応が少し怖い。

「それ、私も見た」
「はひ?」

 予想外の反応に、私のほうが固まった。
 同じ夢をみたのだろうか。

「ちょっと違うんだけどね。お墓じゃなくて、剣……なのかなアレ。だったと思うのよ」
「うん、そう言われててみればそんな感じだったような、なかったような?」

 なにせ夢の記憶が曖昧だ。はっきりそうとは言いきれない。

「灯里もみてたんだ、アレ。私はさすがに『変な夢』で終らせたけど、灯里まで見てるとなっちゃねぇ……あ~っダメダメ、私も気になってきたじゃない! 灯里、午後の練習はお休みしよう。お互い気になって練習どころじゃなくなるでしょうし」
「そうだね」

 そういうわけで、午後の練習はお休みに。
 ついでだから、「ここでお昼も食べよう」ということになりまして、たまたま入った店にも関わらずおいしくて、すこし得した気分になりました。



 夕方。ARIAカンパニーのバルコニー。
 もう時間で言えば夕食の時間。ひとつ下の階のキッチンではアリシアさんがご飯の用意をしてくれている。
 手伝います、と言ってもアリシアさんは「休んでいて」の一点張り。今朝のこと、まだ気にしてくれてるのかなぁ。

「……すぅ……すぅ……」

 イスの背もたれに体を任せて、夕焼け空のふわふわあったかい光をお布団に、藍華ちゃんは可愛い寝息をたてて寝ている。
 私も少し前まで寝ていたようで、起きたとき目の前にアリシアさんがいて、私の顔をのぞき込んで笑いながら「おはよう」と言ってくれた。
 そのときに夕食の用意をするといったので、手伝いますの流れになる。

 藍華ちゃんは『水先案内人 [ウンディーネ] 』の先輩で、最も長い歴史を持つ老舗『姫屋』の所属。
 少し強引なところもあるけど、本当は優しいって知ってる。
 本人は自他共に認める(?)アリシアさんLOVEで、私たちが出会ったきっかけも藍華ちゃんがアリシアさんに会いに来たときだった。

 そしてそのアリシアさんは、私の上司で、先輩のウンディーネ。
 きれいで、ゴンドラを漕ぐのも私なんかじゃ到底敵いっこない。そのうえお料理も上手で、なんでもできる、すごい人。
 藍華ちゃんは『アクアのウンディーネナンバー1はアリシアさん』と声高に言ってたのを覚えている。

「ふ……むぅ?」
「あ、おはよー。もうすぐご飯だから一緒に食べようってアリシアさん言ってたよ」
「うん。たべるー」

 まだ少し寝ぼけた様子で目をこする。
 口をおおきく開けて、あくびをひとつ。

 と、カッと目を見開いて、空を見つめる。

「どうしたの?」
「いや、でも …… まさか?」
 
 今度は頭をブンブン振って目をごしごしと強くこすった。
 気になって私もその方向を見上げてみると、固まった。


 人が、落ちてきている。


「「きゃああああああああああっ!!?」」

 と、二人して声を張り上げても事実は変わらない。
 人影はぐんぐん海面に近付いていく。
 あと数秒もしないで海面にあたる。
 文字通り、■の海になる。

「「ひゃあああああああああああああっ!!!」」

 海面まであと10mない。あの勢いと姿勢は致命的。
 
 しかし
 
 ――――くるっ

 足から落ちるよう、空中で気を付けの姿勢。

 ――――じゃぼんっ

「あ、ああああああ灯里!! いくわよ!!」
「ううう、うん!!」

 いくら姿勢を正したからといって、あの高さ、あの勢いなのだから少なくとも無事じゃない。

 どたどたと転がるように降り、さっきの音は何かしら? と悠長にしているアリシアさんにさっき見たことを話すと、みるみるうちに顔が真っ青になっていく。
 ならば急ごうと私たちはそれぞれのゴンドラに乗りこんで、出せる限りのスピードで進む。
 私は逆漕ぎでアリシアさんとほぼ変わらない速さで、すこし遅れて藍華ちゃんが続く。

「ちょっ、灯里ずるい!」
「はひっ!な、なにが !?」

 この状況ですら私に突っ込む藍華ちゃんはある意味、大物だと思う。
 
 
 *  *  *  *  *
 
 
「うわっ!?」
 
 瞳の中、光に埋まっていた視界が急に景色を捉えた。
 空が近い。
 真っ赤な空は、多分夕焼けなのだろう。
 こんなに綺麗な夕日はいつ振りだろう。

 だけど、どうして。
 いつになっても背中に地面の感覚がやってこない。
 不思議な浮遊感のあと、ストン、と落ちる感覚。
 
「嘘だろ……?」
 
 くるりと反転、地面のある方を向く。
 案の定、海面が遥か下方にある。
 …… あのさ、遠坂。
 こんなところで、つい『うっかり』殺されちゃたまらないわけで。

「なんでさああぁぁぁあああぁぁぁ!!!」
 
 重力に逆らえるはずもなく、ごっ!という風切り音と共に、俺のこの理不尽に対する疑問の叫びが木霊する。
 このときだけは遠坂との約束を破ってめで帰って、アイツを一発ぎゃふん、といわせることを考えたのはナイショだ。

 とは言うものの、慌てても仕方ない。
 
 落ち着いたからと言って、今の状況が変わるわけでもないが、眼下を観察するぐらいの余裕ができる。
 
「……綺麗なところだ」
 
 見ればなんと素晴らしい景色か。
 夕焼けに照らされた海は燃える炎のように揺らめき、その海に浮かぶ街並もまた、ひとつの絵画のようにその存在を主張している。
 とくの目を惹き付けたのが中央近く、海に面する広場である。
 広く、全体的にL字型をなし、人々が笑顔を振り撒いている。その光景がなぜこんなにも心をうつのだろうか。
 久しく平和という空気を吸っていないからだろうか。
 いや、それだけじゃないはずだ。
 本能、というやつか。

「……ん?」
 
 次に目に付いたのはその広場に面する、大きな聖堂。
 ギリシア十字形プランは典型的な、かつ完全といえるビサンチン聖堂をなし、十字形の四つの頂点、十字の重なる中央部には計五つの円蓋を配しているその造り、これではまるで ……

「サン・マルコ大聖堂!? じゃあここはヴェネツィアなのか!!」
 
 と言うことは、あの広場はサン・マルコ広場だっていうのか。
 
「もしかして、平行世界とかじゃなくて、ただ空間転移しただけじゃないよな……? はは、まさか」
 
 遠坂のうっかりも流石にそこまでひどくない。と、願いたい。
 ……まあ事実、レバノン辺りにいたと思えば、イタリアに飛ばされるというとんでもない転移をしている手前、ないとはいえないのが悲しい。
 
「………」
 
 何か変化か、もしくは俺のいた世界と違う何かがないか、強化した目でヴェネツィアの街をなめるように見渡す。
 変わらない。見つけたと言えば、古来から黒で統一されているゴンドラの中、真白いゴンドラがあるくらいか。でもこれじゃ決定打にならない。俺が知らないだけで、近頃白いゴンドラが出回っているのかもしれないからだ。
 それを含め、移動手段、有名なヴェネツィアンガラスの製造所、ましてや人の形が違うこともない。人の形が違っていても、それはそれでいろいろ困るが。
 
 閑話休題。
 
 嘘だと誰か言ってくれ。
 なにかなにかと探せば探すほど、いやらしいほど何もない。
 ……………何もない……………?
 今、俺の目は強化しており、大体4km先まで “良く” 見える。
 大雑把でいいなら、12~15kmぐらいまでなら見える。
 それでも『何もない』のだ。
 
 ぼんやりと見えるのは水平線。
 地平線がなく、それは大地が海の底であることを指す。
 
「な、に……?」
 
 気付いたものがもうひとつ。巨大な島だ。
 なぜあんなところのあるのか、どう言ったものなのかは、とても気になるが、今はそこじゃない。
 
 これらはある事実に結びつく。
 つまり、ここは元いた俺の知る世界じゃないこと。

 ひいては、平行世界への移動の成功だ。
 
「……って、ほっとしてる時間もないか」
 
 海面まであと500mない。
 このままいけば、グシャッで終了。
 それはいけない。約束が守れなくなる。
 
 戦闘後、2時間ほどでこちらに飛ばされたが、幸い、あと何回かの強化、投影が可能だ。
 とすれば選択肢はいくつかあるが、ここは一番燃費のいい方法でいくとしよう。
      
「――――同調、開始[トレース・オン]」
 
 体全体をまんべんなく強化していく。
 次は内臓。特に肺を強化する。
 
「よし」
 
 強化の過程は終了。
 後は姿勢か …… 。
 足を下に直立し、片手で鼻をつまんで、目をつむる。
 
 ――――じゃっぼぉぉん
 
 骨が軋みはしたが、どこも折れてはいない。
 耳抜きをして、目を強化しなおしてから海面を仰ぐ。
 大体20mくらい沈んだのか。
 肺の中の空気は十分。
 水をゆっくり捉え、ひとかきひとかき確実に上がっていく。

(久しく海なんて入ってなかったからな……気持ちいい)
 
 それに、平行世界とはいえ、ヴェネツィアの海ならなおのこと。
 海の中は言うまでもなく美しく、海上にはない幻想的な空気がある。
 
「ぷはぁっ」
 
 それを惜しみながらも海面へ顔を出す。
 と。
 
「灯里! ちょっ止―――――!!」
「灯里ちゃん前、いや後ろ!?」
「はひ?」
 
 姦しい声が聞こえたと思えば、後頭部に凄まじい衝撃を与えられ、強化していたとはいえ不意打ちで軽い脳震盪。
 
(まず……)
 
 何の恨みもないが海に頭突きをかまし、俺の意識は海へ沈んでいった。


 *  *  *  *  *


 ―――― がつんっ
 
 本日7回目の衝撃は、人の頭でした。
 
「は、は、はひ―――――――!!?」
 
 ぷかぁ …… と波打つ海面に浮かぶ人。
 色の抜けたような白髪に、焼けた肌よりの黒い肌。
 
 顔をアリシアさんと藍華ちゃんの二人へ向けると、二人とも真っ青な顔をしてこっちを見ていた。
 
「ど、どどどどどどどうしよう!?」
 
 二人は真剣な顔でこちらを見る。
 
「灯里……」
「灯里ちゃん……」 
 
 あぅあぅと慌てる私を落ち着かせるような優しい声がかけられる。
 ほっとする。大丈夫。落ち着いて …… 。
 
「「自首しなさい」」
「え …… ?」
 
 言われた意味がわからず、もう一度浮いている人を見る。ピクリともしない。ただただ浮いている。

「えええぇぇぇぇ―――――っ!!?」
 
 再び見た二人の顔は、心なしか、哀れみが滲んでいた。

             

                       Navi:2  end

テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学

あれ…?

やっと、邂逅ですよ。

2話丸ごと使ってやっと邂逅(?)ですよ。
あとは加速度的に話しが進めばいいなあ。

ARIA単行本一巻につき、その中から2,3話を抜き出して書いていきます。

つまり、『AQUA』『ARIA』が合わせて14巻なので、最終的に30~40話!?
でも、あくまで士郎を絡ませられる話しを選ぶのでこれよりも減ったり増えたりしますね。


Navi:2の反省点
①堅いです。文章堅い。
②説明文が多い気がします。
③調子乗りすぎですいません。

では。来週前半辺りには3をあげたいです

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

ちょ、マジですか?

カウンター100まで10人切ったんですけど。
 
1ヶ月で、とか言ってたけどこれは良いペース?
なにやら、ここらでカウンター100になっちゃった人、とりあえずコメで連絡下さい。
短編ぐらいで良いなら、もし100の人が良ければ、リクエストを頂ければ書きますよ!!

ハイ、喜んで!!



てなわけで、今日明日中にはNavi:3あげます!!
俄然やる気が沸いてきた、現金な草之でした

では!

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

その優しい星で…  Navi:3

「………ぐ……ぅ」

 波と波がこすれ、また波と壁がこすれ合う。
 静かに、だけれども近くに聴こえ、耳に優しく届く波の音。

 目を覚まし、体を起こすと、上半身に服はなかった。
 はて? と思い、周りを見回すと、どうやら建物の中ようだ。受付らしいカウンターや、スケジュールボードらしいものがあることを見ると、どうやらここはなにかの会社らしい。
 
「助けてもらったのか……?」
 
 遠坂のおかげで海へ落ち、その途中でここが平行世界で、無事に飛んだのだと確信。それもヴェネツィアらしい。
 そして着水。海面に出てきて……
 
「どうなったんだっけ……」
 
 記憶がそこで途切れている。
 だがそれだけで、身体には何の問題もない。
 
「っぐし!」
 
 くしゃみを一発。
 服がないうえに、どうも、なかなかに冷え込んでいるようだった。寝ている間は毛布を掛けてもらっていたらしく、その分には大丈夫だったらしい。
 と、すれば服である。

「……………ないな」
 
 もう一度部屋をぐるりと見渡すも、自分の服がない。
 ……どうやら、気絶している間に魔力は幾分か回復したらしく、仕方なく聖骸布を投影。それを身に纏って誤魔化す。
 
 が、自分の服があるに越したことはない。外にでも干しているんだろう、と目星をつけ、流石にカウンターのシャッターを開ける訳にもいかず、扉を探す。
 その途中でカレンダーを見つけた。
 
 「8月、か。ここら辺の気候は日本とそこまで変わりないはずだから………冷夏か? …………ん?」
 
 このカレンダー、よく見ると厚い。
 今までの7枚を入れるとぴったり2年分あるようだ。

「2年分のカレンダーか。珍しいな」

 俺はその時、少しでもいいからそのカレンダーに興味を持って最後まで目を通すべきだったのだが、当たり前のようにこのときの俺は知らず、『ただの』2年分のカレンダーと決め付け、扉を見つけたので外へ出て行ったのだった。
 ああ、俺の馬鹿野朗。


 *  *  *  *  *


「……ん」
 
 目が覚める。
 いつもとは違う天井に、あれ? と疑問をもつのも寝ぼけた数秒。

「あの人がいるから、こっちに泊まったんだったわ」
 
 体を起こし、ベッドの端で丸まって寝ている社長を起こさないように、静かにベッドから下りる。
 床には、敷布団で寝ている灯里ちゃんがうんうん唸って寝ている。たぶん、夕方に彼のことで「自首しなさい」なんて、自分でも言ったことにビックリした、所謂いぢわるでこうなってるんじゃないかな?と思うと、少しおもしろい。
 
 と、一階から歩く音が聞こえた。
 彼が目を覚ましたのだろうか?
 枕もとの眼鏡をかけて、カーディガンを羽織ったところで扉の開く音。
 
 まさか立ち去るつもりだろうか、と邪推はしたが、次の瞬間、それはない、となぜか心から否定した。
 
 あの人は、そういう人じゃないと思うから。

 「あ、そうだわ …… 」
 
 ハンガーにかけて乾かしていた服を触る。まだ少し乾ききってはいないけど、ないよりはあるほうがいい。

「…………………」
 
 たたんだ服を持って、思い出す。
 彼の体に深く刻まれた傷痕。肩から胸までの大きな痕。銃で撃たれたような痕もあった。それを合わせて、ひとつ、ふたつなんて数じゃない傷という傷。
 灯里ちゃんとアリア社長は氷枕を作りに行ってもらってて見てはいないけど、手伝ってもらっていた藍華ちゃんはトイレに駆け込んでしまった。
 
 彼は、何者なんだろう
 
「あぁ、早く持っていかないと」
 
 春も終わりに近いけど、今夜はとくに冷え込んでいるから。
 服をきゅっと抱いて小走りになる。
 階段を降りて、扉を開くと、彼はそこにはいなかった。

「あら……?」
 
 通路を伝ってシャッター前へ。まだいない。
 さらに階段を上って、バルコニーに出てみるも、やっぱりいない。

「あらあら?」
 
 変だわ。とは思いつつ、彼がどこかへ立ち去った可能性は微塵も頭にはない。それも、不思議なところ。
 すると、上から声がかかった。
 
「こんばんは。あなたが助けてくれたんですか?」

 ビックリして声のした方を向くと、屋根の上に彼はいた。
 どこから持ってきたのか赤い布をからだに纏っている姿は、どこか、魔法使いのようだった。
 
 
 二人を起こすのも悪いので、一階のオフィスで話すことにした。
 
「どうぞ、まだ冷えますから」
「? ……あ、あぁ。ありがとうございます」
「……? (私何か変なこと言ったかしら)」

 私の言葉のどこがおかしかったんだろう?
 彼は顔をしかめながらも、ホットミルクを受け取ってくれた。
 一口、口にして

「あ、おいしい。ホットミルクなんて、久しぶりだ」
「あらあら」
 
 思わず笑ってしまった。
 だって彼、子供みたく喜ぶんだもの。

「おかわり、ありますよ」
「本当ですか? ………いや、すいません。なんかがっついちゃって」
「いえ、いいんです。私もちょっと嬉しいだけですから」

 自然と顔がゆるむ。
 たぶん、灯里ちゃんが来たとき以上にニヤニヤしてると思う。
 ちょっと、はしたないかしら。
 
 目の前にいる彼は、子供みたいな表情で、思慮深そうな瞳をホットミルクに注いでいる。

「そういえば、今年は平均的に涼しいですよね?」

 彼は突然そんなことを口にする。
 そういえば、そんな気もするけど。夏はこれからが本番で、私たちのとても忙しいシーズンだ。
 
 なぜこんな事を聞くんだろう

「そう、ですね。去年と比べると、過ごしやすいですよね」
「ですよね」
「ええ、このまま夏のシーズンも過ごし易かったら、うれしいですね」
「え?」
「はい?」

 彼は急に疑問の声を出す。
 私、また変なこと言ったかしら。
 このまま、変な女性なんて思われたらどうしよう。

「……今、8月……で、間違いないですよね?」
「ええ。春の終り、晩春の8月ですよ?」
 
 口をあんぐり開けた彼は、何とか今の状況を理解しようとしている。
 あ ……私、変なこと言ってませんよね? ちょっと、自信なくなってきちゃった。

「……ここ、イタリアのヴェネツィアで間違いないですよね?」
「半分正解………です、けど」

 また、信じられない。といった表情をつくる。
 もう、ハッキリといったほうが良いんじゃないかしら。

 「イタリアのヴェネツィアといえば、昔、地球[マンホーム]にあったというこの街の“モデル”になった街ですよね。
 ここは火星 [アクア] のネオ・ヴェネツィアです」

 えぇえ? と言って彼はガシガシ頭を掻きながら頭をかかえ、机に突っ伏す。
 
「なんでさ? マンホームって何ですか。アクアってなんですか」
「???」
 
 こっちも彼が言いたいことが解らない。
 どうしよう、かわいそうな人かしら。と思った矢先。
 
「俺、信じてくれとは言いませんけど………この世界の人間じゃないようです。
 全く別の、つまりその……パラレルワールドから来た人間です」

 どうしよう、かわいそうなうえにイタイ人かしら、と思ったら今度はすっと立ち上がり、数歩退がり

「……。俺は、魔法使いです」
 
 と、何かを小さく呟いたと思ったら、彼の両手にいつのまにかモノクロ一対の剣が握られていた。

「あ、あらあら……手品がお上手なんですね?」
「いえ、信じられないと思いますけ ……これが俺の魔じゅ……魔法、『投影』です。本物と寸分違わぬ贋作を創り出す魔法」

 今度はこっちがはしたなく口をあんぐりと開ける番だった。
 少し、信じられないと人間の本能的にこの事実を否定してはいるが、目の前で起こっていることは、まぎれもない魔法というものなんじゃないなだろうか。と認めようとする自分もいて。
 さて、どうしたもんですか。

「とりあえず、簡単に、魔法とか抜きで言うとですね……」
 
 困惑している顔でもしてたろう私に、彼は説明を続けてくれる。

「俺はこの世界の常識も、歴史も、強いてはここがどこだかも分かっていない、ってことです。困ったことに」
 
 つまり、彼はかわいそうでも、イタイ人でもなく。『困った』人だということなのだろうか。

「あの、そういうことでしたら……私で良ければ説明、とまではいかなくても大まかに話せると思います」
 
 すると、喜ぶ反面、驚いてるようだったので、どうしたんだろう? と疑問に首をかしげると、彼はそれを察してか、言葉を紡ぐ。

「いや、聞かないんだな、と思いまして。体のこととか、『信じられない!』って突っかかってくると思ってましたから……」
「あらあら。私がそんな女(ヒト)に見えましたか?
 ……それに、確かに信じられないとは思いますけど、あなたがそう言うのなら、そうなんじゃないんですか?」
「! ………はは、参ったな。そうですよね、そうなんですよね」
 
 彼はまた嬉しそうに微笑む。
 その顔がまた子供っぽくて激しくギャップを感じてしまう。
 
 体の傷は何?
 その瞳の鋭さは?
 魔法使いって言うのは本当?
 異世界はどんなところ?
 とても気になる。けど、この答えのほとんどが最初の疑問で解決する。
 あの傷だけで、彼の瞳の、魔法の、異世界のことが容易く想像できる。

 だから、私は聞かない。
 そう、決めた。

「じゃあ、順に話していきましょうか」
「よろしくお願いします」


 *  *  *  *  *


 ハッキリ言って、彼女の言うことの方が自分の言ったことより数段信じられる内容で、もちろん真実味もあった。的確に処処をかいつまんでの説明は、まるでガイドさんのようだ、などと思うほどだった。
 
 常識は俺のいた世界となんら変わりない。
 変にぶっ飛んだものがなくてほっとした。
 まぁ、星間旅行が普及してるのには驚いたが。
 ………………あ、嫌な予感。

「では、次は歴史について、ですね。どのくらいから話せば良いですか?」
「そうですね……君でも『これは大きな変化だ』と思う辺りから、でいいかな」
「じゃあ、“惑星地球化改造” [テラフォーミング] ぐらいからですね」
 
 テラフォーミング?
 マンガやアニメでよくある、あのテラフォーミングか?
 ………………予感を通り越す勢いで悪寒がする。
 
「マンホーム、つまり旧名・地球の人々はアクア、つまりこの星、『火星』の惑星開拓に成功。
 その際、火星極冠部に堆積していた氷が融解。いまではその溶けた氷により地表の9割が海に覆われました。ゆえに旧名・火星は現在水の惑星 “AQUA” [アクア] と呼ばれています。
 それが今から約150年前になります。
 そして、あなたの言うイタリアのヴェネツィアは21世紀前半、温暖化もあいまった大規模なアクア・アルタにより水没。今ではマンホームの地図からは姿を消しています。
 ですが、ヴェネツィア出身者が入植時、配分された島に故郷と瓜二つののこの再現都市 “ネオ・ヴェネツィア” を建造。
 地図からは消えた都は、まだここに歴史として存在しています」
「……なるほど。こっちは科学技術が数段発展しているし、何より時間軸が先行しているのか。なるほど。テラフォーミングね」
 
 嫌な予感は的中した。
 レバノンからイタリアではなく、地球から火星へとオマケ転移していたのか。
 しかし、あのあかいあくまめ………
 『うっかり』で片付けられる距離じゃないぞ。っていうかこの距離の空間転移なんてもうすでに魔法の領域なんじゃないのか。

 すごいじゃないか、遠坂。
 ふたつの魔法を擬似的とはいえ、たとえ『うっかり』とはいえ同時行使したんだ。
 きっと魔法の同時行使なんてお前がはじめてだよ。

 閑話休題

 この世界の歴史は大体理解した。
 自分のいた世界から魔術を抜いて、2世紀ほど未来に来たと思えばいい。 …… 軽く言ってはみたが結構なことじゃないか?

 さておき、生活のことも聞いておきたい。

「ここは会社、みたいだけど」
「はい。ここは水先案内人 [ウンディーネ] の会社のひとつ、ARIAカンパニーです」
「う、うんでぃーね??」
「えーっと……マンホームでは確か昔ゴンドリエ―レと呼ばれる職業のことかと。
 ネオ・ヴェネツィアでは女性のみがなることの出来るこの街の観光ガイドのことです」
 
 なるほど。ガイドさんみたいだ、と思っていたら本当にガイドさんだったのか。
 しかし、俺の知ってる限り、ゴンドラというのはとてつもない筋力、つまり力が必要で、人を複数人乗せて1時間近く漕ぐゴンドリエ―レにはそのせいで男がなるもので、その彼等の腕は力を入れれば軽く太もも近くの太さになる。
 この細腕にそんな力があるのか……? 強化なしで腕相撲でもしたら負けはなくとも苦戦するかもしれない。
 ある意味おそろしい職業だ。
 
 いや、でも未来 (と仮定できる) なんだから超軽量化されたゴンドラで、女性の細腕でも割と楽に漕げるのかもしれない。

「失礼ですけど、片手でどのくらいのものまで持てますか」
「え? そんな質問されたことないから………そう、ですね。オールが大体10~15kgぐらいだったはずでしたから、そのくらいまでは大丈夫だとは思います。けど、いっつも両手で持ってますから片手で、となると……ちょっとわかりません」
「どうも、すいません」
 
 ご都合主義と言うヤツか。


 その後、地球にはない特殊な職業を紹介してくれた。
 アクアの気候管理、調整をする『火炎之番人 [サラマンダー] 』
 アクアの地下に住み、重力制御を行う『地重管理人 [ノーム] 』
 エアバイクという乗り物で空中高速配達をする『風追配達人 [シルフ] 』
 これにネオ・ヴェネツィア観光のエキスパート『水先案内人 [ウンディーネ] 』。
 四大妖精の名を冠する各々の職業は、どれもがネオ・ヴェネツィア、強いてはアクアの生活には必要不可欠な存在だと言う。
 
「と、こういうところです」
「ありがとうございます」
 
 まだいろいろと知らなければいけないことが多いだろうが、今それを全て知ってしまうのはもったいない。
 なにより、俺も彼女もいろいろと限界がある。
 
「あぁ……」
「?」
 
 笑みがもれる。
 自然な、それでいて朗らかな笑顔。
 ここには、守らなければいけない幸せが溢れている。
 そう、『幸せ』だ。
 今まで俺は十の内、九の『命』を救ってきた。こう言ってはいるが、けして十全てを救うのを諦めた訳じゃないぞ。
 

『アイツ……アーチャーは命を救った人に殺されたのよ。
 だから、アンタはそういうことがないように人を救いなさい』


 遠坂、ごめんな。
 そういう意味だったのか、ってやっと解ったよ。


『十の内、全ての人の『幸せ』をすべからく考え、『命』と一緒に救ってあげなさい』


 お前は、俺に期待し過ぎだ。
『正義の味方』のさらなる頂を目指せ、って言ってたんだな。
 
 肉が舞い、血が大地を染める戦場にいた俺。
 だが違った。
 戦場を離れて、ようやく気付いた。
 目標は定まった。あとは弓道と同じ。
 
『中る』という結果が見えたから中る。
 
『成す』という結果が見えたから成す。

 そういう約束だったんだ。
 
「あ、そういえば。敬語」
「はい?」
「見たところ私より年上ですよね。別に敬語じゃなくても良いですよ?」
「え?」
「うふふ。私、19ですよ?」
 
 驚いた。
 大人っぽ過ぎるからタメではなくとも20台前半くらいには思っていた。
 正直言うと、23・4歳ぐらいだと………。なんて失礼な。
 
「ごめん」
「いえ。うふふ」
 
 彼女の雰囲気はどこか自分の妹分によく似ているな、という思考が頭をよぎる。
 やんわりと、やさしい笑顔なんか、特に。
 
「士郎。衛宮士郎だ。よろしくな」
「え?」
「自己紹介。まだだったろ?」
 
 ハッと気付いたように笑う。「そうでしたね」 と。
 
「アリシア・フローレンスです」
 
 きゅっと握手。
 
「よろしく、アリシア」
「はい、士郎さん」
 
 つないだ手は毎日のゴンドラ漕ぎで少々かたく、しかし、これが彼女の、アリシアの誇りで幸せなのだろうか。
 この、水の妖精の名に恥じぬ美しい少女を筆頭に、俺は誓おう。

 
 
 みていてくれ。『幸せの護り手』に俺は成ってみせよう。



                   Navi:3  end


テーマ:自作小説(二次創作) - ジャンル:小説・文学

今日のアニメ  #2 『おい、聞いたかよ』

おそらく、知ってる人は知っているはず

魔法少女がスクリーンに現れるらしいぜ?
そうだよ『魔法少女リリカルなのは』だよ!!
しかも1期で再編してやるらしいぜ?

さて、草之はちょうど3期の終りあたりに友人から「おもしろいぜ」と聞いたので興味を持ちつつスルーしていたわけなんですが。
A'sのフェイトVSシグナム砂漠戦をニコニコで見たのが運の尽き。

ニコニコで事前学習と銘打つ中毒にかかり、はや半年ぐらいか?
今年の5月あたりに1ヶ月かけてTUTAYAでStSを通しでレンタる。これ最終的に後半の4巻一気にレンタルしたしね。

で、だ。6月、無印を当日返却で5巻丸まる一気にレンタル。プレシアは憎めなかった。
3日経たずにA'sを2日にわけてレンタル。この頃はヴィータが好きだね。

何だかんだで、エリオが一番好きなんだけどね。バリアジャケット装着シーンのBGMカッコ良すぎる


あ、そうそう。『なのは』といえばレイジングハートだけど、中の人のダナ・バーグは『テイルズ・オブ・レジェンディア』に楽曲提供してるんだぜ、知ってた?まぁあのひとシンガーソングライターだしな。

あとグラーフアイゼンとレバンティンとストラーダが柿原徹也だったのは驚いたけど。5カ国後話せるらしいぞ、あのひと。ありえん。特にレバンティンの 《 Explosion!》 は大好き。GJ。

では、ここら辺で今日は切り上げっか!


P.S
あと、100越えたんで最初言ってたように、同時進行でもう一個クロスやります。実はもう1話のプロットはできてたり。

次の目標はとりあえず400としよう。あと見てくれる人を増やしたいです。

テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学

«  | HOME |  »

ご来客数

歯車の潤滑油

いわゆるWeb拍手という代物

   

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリ

ガイドライン(初めにお読みください) (1)
作品一覧 (1)
その優しい星で… (58)
その優しい星で…(設定) (2)
背徳の炎  (41)
背徳の炎(設定) (1)
B.A.C.K (42)
B.A.C.K(設定) (1)
ちょっと外れた俺とネコ (2)
今日のアニメ (15)
短編 (8)
イラスト (4)
徒然日記 (216)
自己紹介 (1)

プロフィール

草之 敬

Author:草之 敬
ブログは若干放置気味。
『優星』の完結目指してラストスパート中。
 
現在は主に一次創作を書いて活動中。
過去作を供養する意味もあって、いい発表の場はないものかとネットをさまよっている。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

ご意見・ご感想

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる