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2013-07

Free! 1話を見て&コメント返し

ども、草之です。
一スイマーとして、アニメの感想というよりも、
競泳的視点から「Free!」をレビューしてみたいと思った次第です。
ちなみにニコニコで見てるので、一週遅れくらいかなと。
 
正直こんなことしてる暇があるなら『優星』書けよ、と言われそうですが、
一応言い訳みたいなことを言ってみると、草之の半生は水泳でできているのです。
 
 
というわけで、1話レビューを始めたいと思います。
 
まず話数カウントである「Fr」ですが、これは練習の際に使う記号です。
自由形、フリーの短縮記号なのですが、練習のときこの記号がついたメニューでは、
「クロール」で泳げ、という指示になります。
あるいは、自由形の通り、なんでもいいよ、ということでもあります。
 
では、少しずつ見ていきましょう。
冒頭シーン、凛君のゴーグルパッチンですが、絶対に真似しないでください。
目玉が飛び出ます。割とマジで。そうでなくともすげー痛いです。人にもよりますが、
トップ選手になればなるほど、ゴーグルはゴムラバーなしのレンズのみとなることが多く、
かつスタートの入水で事故(入水の衝撃でゴーグルがずれる)を防ぐため、
かなりキツめに絞っていることが多いのです。五輪の選手の目元に注目してみてください。
ゴーグルの跡がついている選手を多く見受けられることと思います。
 
そして、あとはゴーグルのゴムの劣化を防ぐ意味もあって、推奨はできかねます。
なんの拍子にゴムが切れてしまうかわかりません。キャップ、ゴーグルなど、
身に付けたものを競技中にプールに落としてしまうと、違反となり失格とされてしまいます。
以上、ゴーグルパッチンへのマジレスでした。
 
OP。爽やかですね。
ああ、あとまだ本編には登場していないメガネ君がいますが、
ちゃんと度付きゴーグルは存在しています。そのあたりは気にしないで大丈夫ですよ。
 
そして本編スタート。
あまちゃん先生とゴウちゃんかわいいです。
渡辺明乃さんが可愛い女の子を演じているのを見るのは、草之的には久しぶりな気がします。
 
少し飛んで、子どもの頃の回想シーン。
オーストラリア留学を語る凛君です。
留学後、話の通り競泳に打ち込んでいれば、
本編の時点ですでに手のつけられない実力を持った人物となっているはずです。
それこそ、オリンピック強化選手一歩手前、もしくは強化選手レベルの実力は持っているはずです。
つまり、インハイ優勝くらい片手間で成し遂げられるレベルです。入江選手レベル。種目は違うけど。
なので、競泳をやめたと語り、競泳に打ち込む環境もなかった遥君では到底勝てないレベルです。
どこかで泳いでいればそこまで劣化することはないでしょうが、記録が伸びることはないでしょうから、
現時点で――、というよりも、リアルに考えれば遥君が凛君に勝てる要素は皆無です。
決して勝てません。というよりも、遥君はインハイも怪しいでしょう。
 
水泳という競技は、中学までは努力の世界ですが、高校になると才能の世界と化します。
おそらくこれはどんな競技でも変わりないでしょう。
その点でいえば、今後の展開を考えると、遥君はおそらく、
とんでもない才能を秘めたスイマーとして成長していくことでしょう。
 
 
さて、スイミングクラブの廃墟探索のシーン。
遥君たちと凛君の再会のシーンですね。このシーンで突っ込んでおきたいのは、凛君の水着です。
スピード社のレーザー・レーサーを筆頭とする特殊な加工を施された水着の使用は、
国際水泳連盟によって2010年1月1日に全面禁止とされました。
その際設けられた水着の規定に、男子は「臍から膝まで」を覆う水着しか使用できないことになりました。
 
つまり、凛君が穿いている水着は練習では構いませんが、公式大会に出場するとなれば、
招集時点で注意を促され、もし着替えがなければ泳ぐことなく即失格の違反水着となります。
 
 
さらにシーンは飛んで、
ゴウちゃんから凛君が鮫塚学園(この字で合ってるだろうか)に入学したことを聞くシーンですね。
屋内プールがある学校らしいですが、
草之の中高一貫校も屋内プールがあって、とても恵まれた環境にありました。
顧問orコーチ、御小柴清十郎(CV:社長)の「おらおらあ! ペース落ちてんぞ中川ァ! セイッ!」
というセリフから、鮫塚水泳部はインターバルトレーニング中であると考察できます。
あと遥君露出魔すぎてネタキャラ臭が拭えない(笑)。
 
その後、不法侵入&渚君の全裸入水。
「全裸入水とかwww」とネットでは評判ですが、
男子校水泳部なら結構やってるんじゃないでしょうか。
実際、草之の高校でもだいたいの人がやってました。超気持ちいいですよ、全裸入水。
普段水着で覆われている部分が水の中で自由に揺らめく感覚はとても言葉では言い表せません。
 
というところで本編終了、来週に続く!
いや、結構水泳をやってると「あるある」ネタがあって面白かったです。
 
 
そしてED。謎のアラビア風。
「思うように~」から続く私服でのダンスシーンですが、
個々人の動きに水泳の動きが取り入れられているっぽいのでちょっとこじつけっぽいけど考察。
渚君⇒フリーの入水時の動き、もしくはバタフライの動きを手で見せるときの動き?
真琴君⇒バックのストロークの動き?
メガネ君⇒言うまでもなく、ブレストの動き。バタフライの可能性も?
遥君⇒フリーの一軸ストロークの動き?
 
そんなところでしょうか。
なにがしたいか解りかねるED映像ですが、面白いのでOKでしょう、そうでしょう。
ではまた次回ということで。

ああ、あとなによりも突っ込まないといけないことがありましたね。
あの体型です。
あれだけガッチガチの筋肉がついていると、普通は沈みます。
これも五輪の選手などを見てもらえればわかるのですが、
なによりも筋力・瞬発力が求められる50m競技の選手でさえ、あんなにガリマッチョではありません。
ある程度の脂肪も必要な競技なのです。
 
 
 
 
――とこれまでレビューを書いてきましたが、競泳の四大種目がよくわからないという人もいると思うので、
軽く解説しておきます。おそらく、今後もアニメ内で用語がでてくる可能性も高いので、
覚えておくと話の流れが掴みやすくなるかもしれないですよ。
 
◆まず、タイトルにもある「Free」。
フリースタイルを略したものです。和訳すると「自由形」というところですね。
フリーですが、これ、実はなにを泳いでも構いません。極端なことを言うと、「犬かき」でもOK!
クロールを泳ごうが、背泳ぎを泳ごうが、平泳ぎを泳ごうが、バタフライを泳ごうが、泳法違反にはなりません。
でも、タイム的には「クロール」を泳ぐのが一番早いので、9割9分の人はここでクロールを泳ぎます。
そのこともあって、「フリー=クロール」という認識が定着しています。
 
ビート、と呼ばれる1ストローク(左右の腕の一掻き)中に何度キックを打つか、
という泳法で分類されていますが、短距離選手は6ビート(1ストローク6キック)に落ち着くことが多く、
長距離になるほど4ビート、2ビートとキック数が少なくなることが特徴です。
 
また、一軸ストローク、二軸ストロークという手の掻きの違いがあります。
よく「手はS字を描いて掻く」などと教えられますが、これは一軸ストロークのこと。
実際、肩のローリングもあってS字ではなく割とまっすぐにストロークできるのですが。
そして二軸ストロークというのは、両肩を支柱とした、ローリングの少ない現在主流のストロークです。
これの走りが、〝水の超人〟〝魚雷(ソーピード)〟の異名を持つ「イアン・ソープ」選手ですね。
名前だけは聞いたことがある人が多いでしょう。
詳しくは「自由形のストローク」というこのページで解説されていますので、興味がある方はどうぞ。

そして現在、フリーは日本人選手では世界に通用しない種目でもあります。
 
フリーは個人メドレー、メドレーリレーにおいて特殊なルールが存在していますが、
それについては後述するので、そこを参照してください。
 
◆そして次は背泳ぎ、バックです。
バックストローク、の略で「バック」と呼ばれることが圧倒的に多いです。
知っての通り、仰向けになって泳ぐ泳法のことですね。
この種目のみ、スタートは飛び込みではなく水中から行われます。
そして有名なところで、「バサロ泳法」というのがあります。聞いたことはあるでしょうか?
仰向けの潜水状態で、ドルフィンキックを行い加速を得る、という泳法です。
潜水距離に規制のなかった時代はこのバサロキックが得意な選手ほど優位に立っていたのです。
有名な選手では、鈴木大地選手がこの泳法で88年ソウル五輪で金メダルを獲得しています。
最近有名な選手では、やはり入江陵介選手ですね!
ちなみに草之は、入江選手と同じ大会に出ていた経験があります。地元大阪で同じですしね。
彼は決勝に行っても流して泳いで二位以降に大差をついて優勝するくらい、圧倒的な実力を持っていました。
 
◆そして、平泳ぎ。ブレストです。
ブレストストローク、略して「ブレスト」と呼ばれることが多い種目です。
水泳を競技としてやっていない人にとっては、もっとも泳ぎやすく、疲れにくい泳法と思われがちですが、
スピードを求めるに従って、実は「最も難しく、最も疲れやすい」泳法であるとわかります。
一番水の抵抗が大きく、加速の得にくい泳法だからです。
現在は歳もあって実力に衰えが見え始めたものの、北島康介選手が有名ですね。
草之はブレストが苦手だったので、単純に平泳ぎが早く泳げる人は無条件で尊敬できるスイマーでした。
 
◆最後はバタフライです。
バタフライ、略して「バッタ」と呼ばれることが多い種目です。
「ッ」はどこからきたとか無粋なツッコミはいれない。
そして平泳ぎとは逆に、泳ぐのが難しい、疲れる、といった評価をされがちですが、
むしろ楽です。さらに速いです。疲れているときほどキツイ泳法であるのは否定しませんが。
ちなみにこのバタフライ、平泳ぎから派生した泳法です。
調べてもらえればわかりますので割愛します。
この種目の有名人といえば、草之が本人からサインももらったこともある山本貴司選手でしょうか。
この人は日本のバタフライを支えてきた人でもあるでしょう。
 
そして、ドルフィンキック――、正確にはバタフライキックというらしいですが、
これは水中で加速を得ることにおいて、突出した性能を持ちます。
背泳ぎのバサロ然り、スタートの入水直後、ターン直後にはその速度を出来る限り保つため、
バタフライキックを数度打つことが常となっています。
ちなみに平泳ぎのみ、これに制限がかかっています。
 
◆個人メドレー
略称「コンメ」。
個人で《バタフライ⇒背泳ぎ⇒平泳ぎ⇒自由形》を泳ぐ競技です。
特定の種目の特出したスピードよりも、総合的な実力と体力を求められる競技になります。
この競技において、自由形には制限が設けられ、
「バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ」に該当する泳法で自由形を泳いだ場合、泳法違反となります。
 
◆メドレーリレー
メドレーリレー、メリレ、と呼ばれるこの競技は、
《背泳ぎ⇒平泳ぎ⇒バタフライ⇒自由形》と種目を切り替えて行われる多種目リレーのことです。
各校、各国の各種目のエースが出場するとあって、なかなかに盛り上がる競技です。
 
個人メドレーと同様に、自由形に制限が設けられます。
 
◆フリーリレー
自由形で行うリレー競技です。フリレ、などと略されることが多いです。
この競技には自由形同様、泳法による制限がありません。
なので、たとえば、ABCDEの五人がいたとします。
A~Dは自由形の選手ですが、Eはバタフライの選手です。
Aから順番に、50mのベストタイムがそれぞれ28、29、30、32秒と仮定します。
そしてEのバタフライ50mのBタイムは30秒と仮定します。
これは高校の大会などで時々見られる光景&状況なのですが、フリーリレーのメンバーをABCEで組み、
Eはバタフライを泳ぐ、といった変則リレーをする高校もいます。
これはルール違反なのではなく、自由形のリレーなので許容されているのです。
 
そしてフリーリレーは、一様に「大会の花形」として扱われることが多いです。
ビート数の違いから他競技にはないキックの水飛沫が高波のように迫る迫力、
高速で状況が動くスリリングさ、そしてなにより、コンマ数秒違いの接戦、
大会の大トリを務める競技であることなどが理由にあげられます。
 
少し大きな大会の決勝戦ともなると、そのスタート直後の緊張感は背筋にぞくりと来るほどです。
 
 
と、四大種目(+個人メドレー、リレー)についての解説をしてみました。
そろそろ、というよりも、すでに水泳のシーズンは始っているので、屋内プールがあるドームや施設など、
大会が行われているところがほぼ毎週のように出てきます。
出入りは自由なので、興味があれば足を運んでみてはどうでしょう。
ただし、大会中の施設内は蒸し風呂がごとく暑いことが多いのでご注意を。

このほとんどの競技においてメダルを、しかも一大会のうちで掻っ攫って行った、
〝水の怪物〟ことマイケル・フェルプス選手は本当に怪物としか言いようがない。
興味がある方は、詳しくはウィキペディア先生に聞いてみてください。
 
 
 
以下、続きは『優星』のコメント返信になります。
では、以上草之でした。
ここまで読んでくれた方は、ありがとうございました!
 
 

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就職活動の夏、引きこもりたい心

心が摩耗されていく就職活動。
延々と続くようにも思われる、お祈りメールの文面。
 
ども、草之です。
 
Free!の二、三話見ました。
今回は簡易感想にとどめておこうと思います。
 
二話は、凛君の悔しさがにじむ回でしたね。
海外留学しても、ただ安穏と水泳を続けていただけの遥君に勝てなかった、
というのは凹んでも仕方のない出来事だったでしょう。
そこでドロップアウトしなかったのは、素晴らしい根性だと思う。
 
三話。メガネ君、もとい怜君の本格参戦回。
陸上選手、ということで、なにやら理論をぶつぶつ呟く彼。
頭で考えて、というのもあるのでしょうが、彼独自の集中方法なのでしょう。
&彼の水に対する苦手意識がところどころから漏れ出ているのがいい感じ。
 
そして、あまちゃん先生からの「実績のないクラブ」宣言。
大会によっては競技順位でポイントが割り振られて学校別順位が出されるものもありますが、
そもそも部員数の少ない彼らがこういう大会で上位に食い込むのは無理があるでしょう。
だからといって、タイムだけで評価されるわけでもないのが難しいところ。
「こういうタイム出しました!」って言っても、大きな大会の上位入賞でしか評価されない場合も多いです。
 
そして鮫柄高校との合同練習。
怜君のスタートの落ち方はスッゲーリアルだった(笑)。
大会でもああいうスタートをする人は結構います。
完全に腰が引けていて、足に力が入っていない場合ああなります。
これができていても、入水角度が甘いといわゆる「腹打ち」でビターン、となります。
 
そして遥君のスタートからのタイムトライアル。
綺麗なスタートをする人は、本当にカッコイイです。
泳いでいてもわかるんですよ、「あ、この人すげー綺麗に泳ぐな」って。
変則的な泳ぎ方をする人――マイケル・フェルプスとか――もいますが、
あれはあれで彼らの完成形なのです。ゆえに、速い。
 
それでまあ、次回予告の怜君のストレッチですが、
ブーメランであれすると、モロっと出ます。大きいとか小さいとか関係なく、モロっと。
 
 
さて、今回は軽く水着についても触れていきましょう。
 
まず言っておくべきなのは、競泳用水着は「意外と高価」であるということ。
そのうえレース用、つまり本番用の水着は摩耗が激しく、
練習で使っているとあっという間にダメになります。
新品や新作となれば、安くても一着八千円程度、高いと一万五千とか二万とか。
平均一万程度と思ってくれれば間違いないかと。
レーザーレーサーとか、タコヤキラバーとかはかなりの高級品です。
とはいうものの、前回のレビューでも言いました通り、現在はこれらの水着は禁止されています。
 
そこで練習用水着が出てきます。
レース用が「より抵抗が少なく、生地をうすく、絞めつけるほどのフィット感」を追求しているのに対し、
練習用は「より抵抗を大きく、生地を厚く水を吸いやすく、ほどよいフィット感」となっています。
あとはレース用と比べると安価という点。とはいえやっぱりセール品でも五千円とかするんですが。
なにより丈夫で、長持ち、というところがこれのいいところ。
 
アニメ『Free!』では、おそらく作画の都合でこのあたりの描写はカットされるでしょうが、
本来はこういうものがあるんだよ、という知識としてどうぞ。
 
 
結局レビュー&知識となってしまった記事に。
それではまた!
草之でした。
 
 
 

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『優星』の完結目指してラストスパート中。
 
現在は主に一次創作を書いて活動中。
過去作を供養する意味もあって、いい発表の場はないものかとネットをさまよっている。

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